戦国の世を生々しく描くマンガ 『 センゴク 』。
その第6巻で、ニンジャの記憶術が描かれている(ちょっとだけ)。
主君に物見報告する際、
体の部位に触れて情報を甦らせる透破(すっぱ)。
鼻に触れ 『 河内にては・・・』
耳に触れ 『 南河内にては・・・』。
コレは場所法の一種。
体の部位パーツを記憶の引き出し(フック)にする記憶法。
メモを取る事も、それを持ち歩く事も許されなかった忍者(スパイ)にとって、
記憶術は絶対のスキルだったのだ。
見聞きした内容を瞬時に記憶し、強く長く正確に保持し続けなければならない。
そして、必要に応じ、即座に想起する。
身命を賭した絶対の記憶法。
忍者の記憶法は素晴らしく理に適っている。